エアコンから生臭いにおいやカビ臭いにおいがした経験はありませんか?
私は、新築の家のリビングに付けたエアコンから、なんと2年目で送風口にびっしりと黒カビが生えてびっくりした経験があります。
最初は、自分で黒カビを割りばしとティッシュを駆使してなんとか手が届く範囲だけでも取り除きました。
それでも中のファンまでは無理。
目に見える箇所のカビをとるだけでも随分違うのですが、やはり、エアコン使用時の生臭いにおいは改善できず…
そこで、エアコンクリーニングをお願いしました。
ここでは、実際に自分がエアコンクリーニングを経験してわかった、
- エアコンクリーニングの業者を選ぶ際に気をつけるべきポイント
- 値段の違い(お掃除機能付きとお掃除機能なし等)
- カビ掃除で押さえておきたいポイント
など、エアコンクリーニングで失敗しないための秘訣についてお話していきます。
フィルター掃除機能付きのエアコンが増えましたが、実はそれだけでは除去できないエアコン内部のカビ、ホコリ、汚れがあるんです。
なので2年に1回くらいの頻度である箇所を外してクリーニングしてもらうことをおすすめします。
我が家のLDKにある、お掃除機能付きのエアコンは2年でカビがびっしり生えました。
正直お掃除機能付きだからといってカビは生えないわけではないです。むしろ逆効果にもなりえるのでどんなエアコンでも定期的なエアコンクリーニングをしましょう。
カビ対策は各メーカーやっているが、カビは必ず生える

エアコンのパンフレットを見ていると、どのメーカーもカビを発生させないように様々な工夫がしてあることがわかります。
抗カビコーティングや、ナノイー、プラズマクラスターイオン、熱交換器の洗浄&乾燥といった機能がそれにあたりますが、冷房を使うとまず間違いなくカビは生えます。
カビの餌となるホコリを除去することもカビ予防には多少は有効かもしれませんが、冷房時にはどうしても機内がベタベタになるので、それを乾燥させる方が大切なんだとか。
ほどんどの機種で冷房や除湿後に温風で乾かす機能があるが…
まさに、上記のカビ予防のために、冷房や除湿後に暖かい風をだして、機内を乾燥させる機能は低価格帯の機種でも装備されています。
運転停止後に自動で内部清浄が開始する設定になるものが多いです。
夜寝ている時ににエアコンが切れる設定にすると、温かい風がでてくるので、部屋が逆にあったまってしまうことになります。
エアコンクリーニングの業者選ぶ時に気をつけるべきポイント

初めてのエアコンクリーニングだと、どこの業者にお願いしたらいいのか迷ってしまいますよね。
ではどこの業者に頼むのがいいのでしょうか?
一番気にするのがこの2点
- エアコンクリーニングの実績(経験)が多いところ
- ファンやドレンパンを取り外して掃除してくれる
この2つのポイントは必ず気にするようにすれば、満足度が高い結果になると思います。
エアコンクリーニングの実績(経験)が多いところ

自宅のエアコンのクリーニングとなると、壊れないか、ちゃんとキレイになるのかが気になるところですよね。
その点で一番安心感につながるのが、経験豊富な業者を選ぶことです。
たとえば、ダスキンやお掃除本舗、イオンのカジタクなどが大手で全国展開しています。
こういった大手の業者は多数の経験実績があり、部屋の養生から顧客への対応までしっかりしていることが多いです。
ダスキンでは必ず1人のダスキン独自のライセンス保持者が対応とあります。
大手じゃないといけないわけではなくて、個人のお掃除業者でも全然大丈夫です。
ファンやドレンパンを取り外して掃除してくれる

エアコンクリーニングでは、エアコンを分解し、送風ファン・吹き出し口・熱交換器を高圧洗浄機で清掃してくれるのが一般的。
エアコン本体のカバー・フィルターはどの業者でも洗浄してくれます。
エアコン掃除の業者によっては、シロッコファンを外さないままで掃除するところもあるようでうす。
それだと奥に付着しているカビ菌やホコリなどの汚れがどうしても残ってしまいます。
また、ドレンパンとは、結露水を受け溜める大きなお皿です。

実はこのドレンパン、取り付けたままでは、汚れている部分に水圧が当たらずにキレイにならないんですよ~。
※メーカーによってはドレンパンが外すことができないことがあるので業者に確認しましょう。
パナソニック、三菱電機、日立、シャープ、三菱重工、コロナ等は分解できるタイプ。一部除外あり。
完全分解することで可能な場合もあるので、そこは業者に相談してください。
私は毎回別料金になりますが、シロッコファンをはずして掃除してもらっています。
キレイな空気を循環させるためにも、シロッコファンとドレンパンの掃除は欠かせませんよ。
値段の違い(お掃除機能付きとお掃除機能なし等)

普通のエアコンの場合とお掃除機能付きのエアコンとでは、掃除料金が違ってくるので注意が必要です。
おおよその相場ですが、
- 普通のエアコン(掃除機能なし):10,000円~15,000円
- お掃除機能付き:16,000円~25,000円
このような感じになっています。
我が家がお願いしているところは、普通のエアコン(掃除機能なし)だと9,900円にプラス3,300円でファンとドレンパンを外して掃除してくれます(合計13,200円)
※掃除機能ありだと約2万円になります。
おそうじ本舗では、オプション(5,500円)でファンとドレンパン外しがつけられます。大手の方が個人よりも料金は高くなる傾向があります。
エアコンのカビ掃除で押さえておきたいポイント
エアコンにカビが生えた場合、とりあえずは自分で掃除をしてみますよね。
手が届く範囲を拭き掃除する分には大丈夫ですが、無理をするとエアコンの故障につながるので、以下の点に注意しましょう。
エアコンスプレーの使用や水をかけての掃除はやめる

エアコンスプレーを使った掃除は、誤った使い方をしてしまうと、故障や火災の原因になったりします。
かけてはいけないところにかけてしまったりと、素人だと判断できないことも多いのでおすすめはしません。
また、エアコン本体に水を吹きつけての掃除もダメです。
こちらも故障の原因になりますので、自分では絶対にやらないようにしましょう。
自分で分解しない

カビなどの汚れは目に見える範囲のものはとれても、エアコン内部にびっしりあるもの。
掃除したけど、臭いがとれない時は、内部までカビが生えているのは間違いないです。
だからといって、自分で工具をつかって分解するのはNG。
特にお掃除機能付きのものは、一度分解したら自力ではもとに戻せなくなる可能だってあります。
無理に奥まで掃除しようとしない
個人で掃除する場合、送風口の羽の間から手を入れてやりますよね。
私の場合は手がはいらないので、割りばしにエタノールを染み込ませたティッシュを挟んで手が入る限界まで拭き取ります。
自分で掃除すれば費用も浮くので、がんばりたり気持ちもわかりますが、無理をしてしまうと逆に修理費用がかかることになりかねないので、注意してください。
エアコンクリーニングのメリット
最後にエアコンクリーニングのメリットについてお話します。
エアコンの内部を掃除すると、以下のようなメリットがあります。
- 熱効率が良くなり冷暖房効果がアップし電気代が安くなる
- 健康被害のリスクが軽減される
- 静かな運転音がよみがえる!
熱効率が良くなり冷暖房効果がアップし電気代が安くなる
フィルター掃除だけでは改善しにくい風速、熱交換比率が向上します。
シロッコファン周辺にホコリやカビが発生すると、風の通りが悪くなります。すると空気の熱交換が非効率的になるので、電気代が上がる可能性があるんです。
エアコンの効きが悪く感じたり、「普段より電気代が上がった」と感じるときは、エアコン本体や室外機の状態をチェックしましょう。
健康被害のリスクが軽減される
シロッコファンにカビや雑菌が発生していると、エアコンの風に乗ってカビや雑菌が部屋の中に飛び散ります。
放置していると、大量のカビの胞子を吸うことになり、健康にも影響を与えてしまいます。
シロッコファンは風を室内に届ける大切な部分です。定期的なクリーニングで清潔に保ちましょう。
静かな運転音がよみがえる!
送風ファンに付着したカビやホコリを除去することにより、モーターにかかる負荷を減らすことで送風ファンの風切り音が静かになります。
小さい子どもや高齢者の方がお住まいのご家庭では、特にお部屋の空気を清潔に保つことが大切ですよね。
たかがエアコン、されどエアコン。