この度、子供部屋と寝室にエアコンを購入しました。
最初は、ダイキンのものがいいな~なんて漠然と思っていたのですが、実際に家電量販店で実物を見たり、店員の話を聞いているうちに、かなり迷うことに…
最後は、自分の中での優先順位を決めて、購入することにしましたがホントに悩みました。
ここでは、私が子ども部屋と夫婦の寝室の2つのエアコンを買った際に、どのように選らんだのかを紹介していこうと思います。
子供部屋には三菱のSシリーズ、寝室はパナのJシリーズに決定
久しぶりのエアコンの購入。
我が家は新規で子ども部屋に1台、15年前に結婚するときに親に買ってもらったエアコンの買い替えとしてもう1台を買うことにしました。
15年前の結婚時に買ってもらったものは、リビングに使うということで、当時出始めだった「お掃除ロボット付きのナショナルのエアコン」でした。

記憶では20万近くしたような気がします。(14畳用のものでお掃除機能付きだから高めだった)
それを16年使ったんですが、冷房時に変なキュイ~ンキュイ~ンという音がし始めたので壊れる前に購入することにしました。
今回購入した機種はこちら
子供部屋には「三菱エアコンSシリーズ6畳用」

パンフレットにキスマイの藤ヶ谷君の弟さんが載っていました。デザインしたみたいです。
寝室用のもう1台が「パナソニックのJシリーズ10畳用」です。

どちらもお掃除機能はついていない、低グレード機種です。
複数台購入の特典は3台以上や対応機種からの購入のみでがっかり
2台買うと安くなるかと思って家電量販店に行ったのですが、話を聞いてみると対応機種から選ばないといけないとのこと。
対応機種は、お掃除機能がついた高スぺック機種ばかり。
そこから選らんで割引してもらうより、低価格の機種を買った方が安くなりますよとのことだったので、複数台購入のメリットはほぼありませんでした。
【徹底した主婦目線】3つのポイントをチェック
ほぼ初めて自分の選択でエアコンを買うことになり、私がこだわった3つのポイントはこちら。
- お掃除機能はいらない
- 掃除のしやすさ(特にカビ)
- 値段
子供部屋や寝室はリビングと違って夜の間だけしか使わないので、余計な機能は必要ないと思っていました。
お掃除機能はいらない
一番いらないと思ったのが、「お掃除機能」です。
実際にナショナルエアコンでお掃除機能付きを使用していたのですが、完全掃除不要というわけではありませんし、お掃除ロボットの音がガチャガチャうるさいのも気になっていました。
お掃除機能があると値段がぐ~んとあがるし、エアコンクリーニングの時にもプラスで値段が掛かってくるので、私としてはいらない機能の1つでした。
掃除のしやすさ(特にカビ)
エアコンで一番の悩みはカビが生えることです。
結婚前に実家にいたときはそんなこと考えたこともなかったのですが、結婚後、リビングにあるエアコンをふと除いたら、ルーバーにカビがびっしり!
こんな感じ

なにこれ!カビだらけじゃん!
慌てて雑巾でカビを拭き取ったことを今でも思い出します。
このカビを取るときに羽が邪魔して手が入らないんですよ!
だから、割りばしに塗れたティッシュを挟んで手を突っ込んでやっていました。
入口にこれだけカビがあるってことは、中はもう真っ黒と考えてまちがいないです。
中までは手が届かないので無理でも、目に見える範囲のカビだけでもとらないと気持ちが悪いので、毎年夏終わりにはがんばってカビ掃除をしていました。
値段
主婦なら一番気になるのがお値段です。
今回はどちらも夜寝るだけしか使わないので、高機能機種はいらないと判断。
お掃除機能がいらないとなると、ほとんど選択肢がなくなるのが残念でしたが、値段的にはOKでした。
この3点で絞って選んでいくと思わぬことが発覚しました。
それについてはもう少しあとでお話していきます。
4つのメーカーから2つに絞った
家電量販店に行きお店の人の話を聞きながら、4社のパンフレットを持って帰りました。
日立、三菱、パナソニック、ダイキンです。
個人的にカビ対策が重要ポイントだったので、その点についての各メーカーごとの機能を紹介します。(2022年3月時点の機能です)
日立

日立のエアコンは白くまくん。
我が家はお掃除機能なしのDシリーズを候補にしました。
特徴は、熱交換器の汚れがひどくなる前に、自動で洗浄してくれる「凍結洗浄」という機能。
また、吹き出し口や通風路などの風の通り道がステンレス仕様になっていて、防汚、除菌加工がしてあります。
カビができにくい環境を維持するために、エアコン内の湿度を30%以下に保つ機能「カビバスター」があったりします。

ちょっとお高めの機種になるとファンも掃除してくれる機能がついてくるので、汚れにくくする工夫が日立のエアコンにはたくさんあります。
三菱
三菱エアコンで候補にしたのはGシリーズとSシリーズです。
最初は最下位機種のGシリーズを見に行ったのですが、ルーバーが自動で左右に動かないということを知り、数千円しか値段が変わらないSシリーズが有力候補になりました。
特徴としては、そうじのしやすさが断トツいいということ!

はねのルーバーが邪魔で手が入らなかったんですが、羽がまるごと外れるという三菱!
これなら、狭い隙間から手を突っ込んで手を真っ赤にして掃除しなくて済んじゃいます。
他のカビ対策としては、冷房時に発生する水分で熱交換器を洗い、加熱乾燥してくれます。

こちらは他社とほぼ同じ機能になっています。
ダイキン
ダイキンと言えばうるさらXですよね。
でもそれは上位機種のお話。
私が選択肢に入れたのは、最下位機種のEシリーズです。
この機種でも熱交換器を洗う&乾燥させる機能はついています。

ダイキンといえば「ストリーマ」ですよね。
空気清浄機にもついていますが、エアコンにもあって冷房・除湿運転の停止後、自動的にストリーマ照射をしてカビの繁殖を抑制してくれます。
パナソニック
パナソニックのエアコンで候補にしたのがJシリーズ。
お掃除機能はないけど最下位機種よりも1個上の機種になります。
パナソニックのエアコンで有名なのが、「ナノイーX」ですよね。
「ナノイーX」内部クリーンで室内機の熱交換器のカビ菌を除菌し、部屋の空気もエアコン内部も清潔にしてくれます。
冷房運転後には温風でエアコン内を乾燥させる機能もあり。
他のメーカーのように目立った機能はありませんが、今までナショナルを使っていたし、もう1つの子供部屋でパナのエアコンを使っているので安心感があり候補にいれました。
三菱とパナソニックの2つにした理由
最初はダイキンのエアコンを買おう!と思って家電量販店に行った私。
いろいろあって、最終的に、上記の4社から三菱とパナソニックが残りました。
その理由は、
- 子供部屋は隠蔽配管で、隠蔽配管には三菱がおすすめと言われたから
- 日立はカビがひどいという口コミを見たから
- 日立の凍結洗浄のせいでカビが水分が残りやすくなってカビが生えるみたい
- ダイキンの低グレードのものは、送風口のところにフエルトが使われている
- ダイキンにするなら高級機種でないとメリットがそこまでない
家電量販店の人と話していると、隠蔽配管には三菱が一番いいと言われて、ノーマークだった三菱が候補にあがってきました。
それでも、エアコンの送風口の掃除のしやすさは断トツの三菱。
ムーブアイは子供部屋には正直不要でしたが、お値段的にもお得だったのでSシリーズに決めました。
日立はカビがひどいという口コミが目立った
価格ドットコムや知恵袋を見ていると、日立のエアコンはカビが生えやすいというような口コミが目につきました。
カビが発生しにくいような機能があるのにも関わらず、なぜそういった口コミが多いのか。
エアコン掃除業者に聞いたところ、
熱交換器を洗ってもカビにはそこまでの効果ないです。
ドレンパンに水がたまったままになっているのがカビの原因です。おそらく凍結洗浄ででた水分がドレンパンに残っているからかもしれませんね。
これは暖房をかければ水はなくなりますが、夏にそれをやることは難しですよね。
送風口はカビなくても、ドレンパンはカビだらけなんてことざらです。このカビがエアコン全体に広がっていくんですよね。
実際の仕様状況によってカビの発生具合はかわるでしょうが、こういう口コミを見てしまうと、怖くなってしまい日立は候補から外れました。
ダイキンは送風口のフエルトで候補からはずれた
もう1つの寝室用ですが、ダイキンにするか、パナソニックにするか、三菱にするか。
三菱に関しては、下記で書いているとおり、湿度もどりの情報を見てしまいましたし、子供部屋と違うメーカーがよかったのでなしということに。
ダイキンが有力候補だったのですが、実物を見ていたら、送風口のところにフエルトが使われていることに気づきました。

これにはびっくり!
この送風口は間違いなくカビが生える場所。
生えてしまったカビは拭き取るしかないのですが、フエルトの箇所にカビが生えてしまうと、ふいても取れないんですよね。(旦那の寮のエアコンで経験済み)
つるっとしたプラスチックだと濡れた雑巾などで拭き取れるのに、フエルトは繊維なので、カビが染み込んでしますと、ふくだけでは取れないんです。
こういった経緯でダイキンが候補から外れました。
また、家電量販店の人の、「ダイキンは換気や加湿機能がウリなので、そういった機能がない低グレードはそこまで他社と差はないよ」という話もあり、今回はダイキンはなしにしました。
「湿度戻り」があるという口コミに悩みが深まる

私はいつも家電を買う時は、価格ドットコムの口コミを参考にしています。
せっかくカビのお掃除がしやすい三菱の機種にしたのに、なんと三菱のエアコンは「湿度戻り」が激しく不快になるという口コミを見てしまったのです。
エアコンの設定温度に室温が達した場合、室外機が運転を止めて冷房をストップさせます。この状態をサーモオフといいます。
室外機が運転を止めても室内機は運転し続けているので、送風状態となり、エアコンの内部に残った水分は、その送風によって室内に排出されてしまいます。これにより湿度が上昇することのことを「湿度戻り」といいます。
上記と同様に「夜寝ている時に、設定温度に達して湿度戻りが発生。夜中に暑くて目が覚めるとか、部屋の中がものすごい湿気になっていた」という口コミもありました。
サーモオフの際に、送風ファンを停止できるメーカと停止できないメーカーがある
三菱の機種はそれができないらしい
※設定温度に達した際に、完全に停止する仕様であれば、湿度戻りの原因である送風運転がされないので、湿度が部屋へ戻って来ない
梅雨時や夏終わりのそれほど高温じゃないけど湿気が多い時でも、快適に眠りたいのであれば冷房や除湿機能がすぐれた高機能機種を選ぶ必要がでてきます。
高グレード機種は低グレード機種と比べて、冷房機能も除湿機能も上になります。
また、ドライキープ除湿や再熱除湿といった、温度を下げ過ぎずに除湿できる機能もあったりします。
いままでのエアコンではこんなことはなかったので、正直びっくりな話でした。
上位機種も候補に再度いれたが、値段的にも今回はなしに
この湿度戻りという口コミで少し上の機種も候補に入れました。
上位機種になると、冷房や除湿の機能もあがり、室温を下げずに除湿ができたりします。
日立の「カラッと除湿(再熱方式)」や三菱の「さらっと除湿冷房(室温が下がらない再熱除湿方式)」、パナソニックの「快適除湿モード」、ダイキンの「さらら除湿」などがあります。
この機能を重視すると、お掃除機能付きになり値段が倍くらいになるメーカーもでてきちゃいました。
上位機種にすると本体が大きく出っ張ってくるのも嫌だったし、お値段という面でも今回は高機能機種はやめることにしました。
こうやって、悩みに悩んだ末に、子供部屋は三菱、寝室はパナソニックという結論に至りました。
エアコン選び【まとめ】
結局私の場合は、「カビ掃除のしやすさ」と「値段」を最優先させたので、三菱とパナソニックになりました。
ダイキンの送風口にフエルトがなければ、寝室はダイキンにしてました。
我が家のエアコン選びの一部始終を、こうして記録に残しておいたのは、エアコンの選択で失敗して欲しくないからです。
エアコンは10年に1度くらいの買い物になるので、徹底的にしらべて納得のいくものをかうようにしましょう。
高グレードのものを選べば、冷房も除湿も快適になると思うので、寝室用で湿度戻りが心配の場合はちょっといいものという選択肢もありだと思います。
私のような子持ちの主婦目線だと、どうしても値段に目がいってしまい、安いものから選ぼうとなってしまいますが、何を重視するのかを家族で確認して、エアコンを選らんでくださいね。